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横浜市, Japan
プロテスタントのクリスチャン。夫とは教会で知り合いました。子どもは長男・長女の二人。そして犬一匹のクリスチャン・ホーム。

2011年6月16日木曜日

二人のバイオリニスト

昨日は大好きなバイオリニスト「五嶋みどり」さんのコンサートへ行ってきました。

もう、弾き始めの第一音からすばらしい音を奏で、一気にみどりワールドへ突入!!

あんなに繊細で美しい音を奏でるバイオリニストだとは思ってもいませんでした。
全神経を注ぎだして、命も絞り出すかのように奏でる彼女の音楽は、聴く側の私たちにも緊張を与え、一音一音に私たちも神経を注ぎながら聴く状況の中、ふっと気がつくと身体中に力が入っていて一曲が終わると疲れを感じる程でした。

美しい音楽、というより美しい音としか言いようのない彼女の世界は、上手く表現できませんが私から見ると「狂気の世界」のようでした。

凡人には彼女の音楽性を、たぶん0.1ミリほどしか理解できないのかもしれません。

弟の「五嶋  龍」くんは、私にとってクラシック界のアイドル的存在でして「あんな息子がほしかった」(ごめんね、お兄ちゃん)という憧れの息子像なのでありますが、彼のコンサートへ行った時は、正直言って音楽性を楽しむよりも、龍くんが美しくバイオリンを奏でる姿を見て癒されていくことを楽しんでいるのであります。
ま、私の唯一のアイドルですからね。

彼が以前、インタビューで答えていた中に「姉のようなバイオリニストにはなれない」的な発言をしていました。
その時はどういう意味なのか理解できなかったのですが、今回はじめてみどりさんの音を聴いて「確かにあれは誰にもまねできない」と実感しました。
龍くんだって天才バイオリニストですが、姉弟でも同じようには奏でられないことを彼は一番近くにいてずっと感じ取ってきたことなのでしょう。

でも、同性のきょうだいじゃなくて良かったと思います。
同性のきょうだいって、いつも比べられて育っているからお互いの無意識の中にある「嫉妬」を持ちながら成長していくものです。
聖書で言うと「カインとアベル」や「放蕩息子の兄と弟」など、聖書には同性のきょうだい間における嫉妬がもたらす様々な問題や失敗を取り上げています。
龍くんが「バイオリニストになるかどうかはわからない」と言っていましたが、それは彼の心の中に超えることのできない姉の存在が大きくあったからかもしれませんよね。

たとえお姉さんを超えられないとしても、私は弟の龍くんの素直で愛情の中で育てられた彼の暖かい、そして若さにあふれたバイオリンの音が大好きです。

みどりさんは本当に音を奏でるために生まれた人で、その感性には誰も近づけないものを感じ尊敬しますが、コンサートを聴く側としてはもうちょっとリラックスさせてもらえるとよかったかな〜〜〜と思いました。

一年のうち、最低3回はクラシックコンサートへ行こうと一人で勝手に決めた私。
次は誰のコンサートへ行きましょうかね。